新潟県中途失聴・難聴者協会
新潟県中途失聴・難聴者協会は平成4年の5月に発足した任意の当事者団体です お問い合わせ
聴導犬って?
★身体障害者補助犬とは?
「身体障害者補助犬」(以下、「補助犬」という)とは、目や耳や手足が不自由な人のお手伝いをする、「盲導犬」、「介助犬」、「聴導犬」のことです。体の不自由な人の体の一部であり、ペットではありません。
「身体障害者補助犬法」(平成14年10月1日施行。平成19年12月に一部改正。)に基づいて認定された犬で、特別な訓練を受けています。きちんとしつけられているので、社会のマナーも守れるし、お手入れも行き届いていて衛生的です。だから、公共施設や交通機関をはじめ、飲食店やスーパー、ホテルなどのいろいろな場所に同伴できます。
公共施設をはじめ、色々な場所で補助犬を受け入れることは、「身体障害者補助犬法」で義務付けられています。「犬だから」という理由で受け入れを拒否せずに、温かく見守ってください。
補助犬は、体の不自由な人の自立と社会参加を助けています。補助犬のことを、もっともっと知ってください。
★補助犬の数は?
補助犬は、実働頭数(H27.9.1現在)は、下記の通りとなっております。
全国 | 新潟 | ||||||||
1.盲導犬 | 984 | 36 | |||||||
2.介助犬 | 74 | 0 | |||||||
3.聴導犬 | 60 | 4 | (村上市1・佐渡市3) |
エルモ君 | リン鈴ちゃん |
★聴導犬のお仕事は?
耳が不自由な人(ユーザー:使用者)に代わって音を聞き、それを知らせます。下記の音が聴こえたら、前足でユーザーの体に触れて、教えてくれます。
1.携帯電話メール着信音(FAX・電話のベル)
2.目ざまし時計のベル
3.玄関のチャイムの音
4.ドアノックの音
5.キッチンタイマーのお知らせ音
6.火災警報機のベル
7.お風呂のお知らせ音
8.赤ちゃんが泣いてる声
9.家族を呼んでくる(屋内)
etc
★聴導犬にかかるお金は?
聴導犬は、無償で貸与されます。(補助犬の所有者は、協会になります。)
↑ 委託の場合は新潟県が費用負担
認定された後に発生する…犬の飼育管理費用(ドッグフード代、ワクチン等の医療費)や健康診断費用に関しては、原則ユーザーの自己負担となります。
なお、健康診断・ワクチン等費用については、「日本小動物獣医師会」へ申請による一部助成金があります。
★申請方法は?
補助犬は、各協会から「貸与」という形で借ります。
新潟県の場合、聴導犬が貸与される条件は、「身体障害者手帳:聴覚障害2級以上」となっております。申請の流れは、協会へ申請し、「新潟県身体障害者補助犬貸与申請書」を地元市町村の福祉課を通して、新潟県へ提出されます。「身体障害者補助犬貸与補助金」が協会へ支給されます。
・聴導犬訓練事業関係団体は、現在全国に 21事業者あります。
佐渡市にいる聴導犬は、3頭とも横浜市の「日本補助犬協会」。
村上市にいる聴導犬は、長野県の「日本聴導犬協会」。から貸与されております。
各協会は、主に「寄付金」で運営されております。スポンサー、サポーター制度、補聴器店などの募金箱設置など。よくニュースなどで聞く「盲導犬のリタイヤ」というように、つまり高齢や、病気によって働けなくなった場合は、協会へ返却することになります。(協会によって異なります。)
1頭育成するのに300万円以上の費用がかかります。
※詳しくは、各聴導犬関係の協会のHPをご覧ください。
★困ることは?
交通機関・施設などへの同伴は、法律で認められておりますが、特に、旅館・飲食店などは、断られることがよくあります。
最近では、視覚障碍者の方が、新潟市総合福祉会館の近くにある「某病院」で盲導犬同伴を断られたそうです。
●補助犬の同伴や使用に関する苦情相談・お問い合わせ先は、「新潟県福祉保健部障害福祉課」へ。
TEL025-280-5212 FAX025-283-2062 E-mail:ngt040260@pref.niigata.lg.jp
◆参考資料(リンクあり)